近況

河中正彦先生の旧蔵書が古書店に出ていた。マックス・ブロートの著作を14冊買う。本を開けるとページが黄色や水色やだいだい色のマーカーで彩られていてとてもきれい。
ドイツ語の本とともにチェコ語の本も相当量あったけれど、くやしいことに一字も読めないので見送り。

かってシェーアバルト全集を出したエディション・ファンタジアが"kuk"なる新シリーズを立ち上げている。
kukと言ってもオーストリアハンガリー二重帝国ではなく、発行人KörberとKohnleの頭文字にちなんだ命名。このところSFばかり出していた版元が初心に帰ってまた変なものを出すらしい。第一弾はアルフォンス・アレその他。

国書刊行会の『定本・黒死館殺人事件』がいよいよ本格的に始動するそうだ。感無量。