張り込み日記(1)

今日は三省堂神保町店1Fで立ち読みしながら平台を見張っていた。誰も『最後の審判の巨匠』を買ってくれない○| ̄|_。結局一冊丸々立ち読みしても全然売れなかったのですごすごと撤退。コミケだともう少しマシなんだがな〜。商業出版の世界はきびしい〜。ちなみに今日の張り込み中に読んだのはこれ:

異教のスペイン

異教のスペイン

フランコ政権下のスペイン(といってももう昔の話になってしまったが、拙豚が高校生の頃はまだ存続してたのだ)に滞在したアメリカの黒人作家リチャード・ライトの体験記。といっても悲惨とか壮絶とかそんな感じでは全然なく、庶民はまったりと生活している。スペイン人はよほど人がいいのか、みんな作者に親切だ。最後の決め台詞「スペインはカトリック国家じゃない! 異教の国だ!」で、ちょっとクービンの『対極』を連想した(例の「デミウルゴス半陰陽だ!」という奴)。