驚異の翻訳

グーグルによるシュオブの短篇"L'homme double"の自動翻訳

す、すごい迫力ですね。ですます調がいい味を出してます。どなたかの訳された『エブドメロス』や『狂気の愛』をちょっと連想させはしますが、こんな訳しかたは正気の人にはとうてい無理でしょう。なんで原文のどこにもない「のこぎり」なんかがいきなり出てきますか? 「フンフン服」ってどんな服ですか? どう考えても受けを狙っているとしか思えません。プログラムのくせして人間様を笑かそうとはいい根性をしてるではありませんか。J'ai fait mon travail seul.を「私は自分の仕事だけです」と訳すなんて、おまえ絶対にわざとやってるだろう! 機械なら機械らしく「私は一人で私の仕事を作りました」とでもやればまだ可愛げがあるのに……
このある種名訳をこのまま本にしたい誘惑にもかられますが、いかんせん意味がほとんど伝わってこないので、残念ながら躊躇せざるをえません。
原文にない"who"という単語が現われていることから察するに、きっとまずフランス語を英語に直し、それから日本語に直したのでしょう。

おまけ
黄金仮面の王
大地炎上(最後の一行がすばらしい!)
モネルの言葉