神保町Passageに行ってきた

 久しぶりに神保町に行ったら、通りすがりに噂のPassageを発見。以前は予約制だったような気がするが、今は誰でも入れるのかもしれない。少なくともいきなり入店しても咎められることはなかった。

 それで店内なのだが、なによりBGMがうるさいのが閉口だ。愚にもつかないポピュラー洋楽を大きな音で、しかも(おそらく)安物のオーディオ装置できんきん鳴らしているのだからたまらない。空間自体の音響も悪い。大急ぎで店内を一巡し、ほうほうの体で退散した。もしかしたらコロナ感染予防として、客に長居をさせないために、わざと耳障りな音を流しているのだろうか。

 ほんらい古書店とBGMは水と油みたいなものだ。神保町の古書店でBGMを流しているところは知るかぎりでは一軒もない。裏通りの羊頭書房がときどき渋いプログレを流しているが、音の大きさから考えてあれはBGMというより店主個人が聞いているのだと思う。どうしても音楽を流したいというのであれば、せめて荻窪の古書ワルツくらいのオーディオ設備を整えたあとで、Passageという空間にふさわしい音楽を選んで流すべきではなかろうか。店主たちが音源を持ち寄って交代で流すというのも面白いかもしれない。

 棚の中では「学魔」高山宏先生のものがひときわ目をひいた。例によって熱いメッセージが掲げられている。これからどんどん補充されるようなので、今度はあらかじめ耳栓をしたうえで行ってみようかと思う。