ながらく待った『土のひとがた』が、来月発行との報に接する。おおいよいよ!
何を隠そう拙豚は縁あってゲラを発行前に見せてもらっている。これまで訳されたキャベルの中でいちばん面白いといっても過言ではない(いちばん遠くまで行くのはおそらく「月蔭から聞こえる音楽」だけれど)。安野玲さんの翻訳も待たせただけあってすばらしい。パぺの挿絵も一段と気合が入っていて、作品に感動していることがよくわかる。
時系列的にもマニュエル伝の最初の物語なので、いままでキャベル作品に親しんでいなかった人は、まずこれから始めるのもひとつの手だと思う。
この気合の入った挿絵を見よ!