文学フリマ報告(その1)

弊スペースまで来てくださった方々、どうもありがとうございました。

新刊はたちまち売り切れてしまい、大勢の方に無駄足を踏ませてしまいました。申し訳ありません! しかしお隣のスペースの『結城昌治読本』よりは長くもったと思います。あれは本当に瞬殺でした。ともあれ次回はもっと大量に作るつもりです。重ね重ね申し訳ありませんでした。

その売り上げを握りしめて「みかんの星」のスペースに行き8000円くらいの大人買い。そのなかの一冊『ここは悪いインターネットですね』をパラパラ見ててちょっと驚いたページがありました。

「いっちょ噛み」というのは一部の幻文系ツイッターだけの話かと思っていたら、もっとグローバルな現象だったんですね。寡聞にして知りませんでした。

こちらは極太フォントがワイルドな小野塚力さんの『絶滅動物のいる文学誌』。限定十部とか二十部とかいわれる超稀覯本です。アナトール・フランスの『ペンギンの島』に出てくるのは実はペンギンではなかったとか、興味深い話題が満載。小野塚さんも自らの鉱脈を掘り当てつつあるのが感じられます。

そうそうそういえば、先日とある局長から聞いたのですが、小野塚さんに呼び出されて行ったら矢野目源一の復刻を出すとかそういった話だったそうな。わたしなら用があるときには志村坂上まで行くのに、おそれ多くも局長に呼び出しをかけるとはとはさすが大物は違う!と感服つかまつった次第でありました。