暗号とうとう解けた(非回文)


 
日ごろ泡坂妻夫や小栗虫太郎を耽読していた甲斐あって(?)、『神の聖なる天使たち』キャンペーンの暗号も解けたような気がする。ただし私の解答は19世紀以前の本でしかお目にかかれないような古語が混じっているので間違っているかもしれない。だがまあいい、こういうのは参加することに意義があるのだ。

泡坂妻夫といえば『幻影城終刊号』はそろそろ巷の本屋に出回っているようだ。ところが私は這般の事情により明日の夜にならないと手に入らない。ああジリジリする。

ところで最近「ポンチ絵」なる言葉の新しい用法を知った。まるきり石原藤夫の「画像文明」の世界ではないか。この短篇は天才的科学者が「ポンチ絵」が描けなくて悩む話で、「数式なら楽なんだが……」みたいなセリフが泣かせる。目下の状況を半世紀前に的確に予言していた石原博士の先見の明には恐れ入った。博士には他に井戸水からの水力発電でPCを動かす話もあったが、こちらの方は現実化してほしくないのう……