ドイル手強し

コナン・ドイルの超訳(らしい)『白の団と黒い王子 好きになったあの子の父は決闘マニアの殿様だった』はその後グングン順位をのしてきて、『ボリバル侯爵』を蹴散らすにいたった。敵ながらあっぱれなものよのうのう。「女は弱し、されどツンデレは強し」とシェークスピアも言っておったそうじゃ。

こうした古典の超訳は少し前に小学館のGAGAGA文庫で『十八時の音楽浴』や『人間レコード』などをネタにして試みられていたけれど、残念ながら定着せずに終わったようだ。でも面白いからどんどんやってほしいと思う。

まあそういうわけでわがボリバルはランキング上では少々旗色が悪いのだが、捨てる神あれば拾う神あり! ジュンク堂さんが『ジュンク堂のイチオシ!』でとりあげてくださった。ありがとうジュンク堂さん!(……そういえば『クラシック・ミステリのススメ』でお世話になった池袋本店地下一階のTさんはですぺら以来ずいぶん長いあいだ会っていないけれど元気でやっているのかしらん)