文学フリマ準備状況(その一)




いよいよあと10日と迫った文学フリマ。今回のエディション・プヒプヒのブースは二階オ―13,14。両隣は探偵小説研究会さんと黒死館付属幻稚園さんです。ううう……これは手ごわい……「前門の虎、後門の狼」とはこのことでございましょうか……。

というわけで、今日から準備状況の実況などしてみようと思います。前回品切れでご迷惑をかけた「名状しがたい旧刊」(上の画像)はなんとか現時点で40部くらい本文を縫い終わりました。あとは見返しをつけて表紙を印刷するのみ。

新刊はこの前お知らせしたレオ・ペルッツ「ボタンを押すだけで」の他に、もう一冊、やはりレオ・ペルッツの「主よ、われを憐れみたまえ」を出せればいいなあと思っています。これはペルッツ版「走れメロス」みたいな話で、舞台は10月革命後のロシア。邪智暴虐 の王の役は赤軍テロを推進する秘密警察(チェーカー)の議長ジェルジンスキー、メロス役はもと白軍の暗号解読の天才、そしてセリヌンティウスはいないという素晴らしくわけのわからない話です。乞うご期待!