美酒すこしを

今日は『虚無』のアンバースディ。
一仕事すんだので、明日は「ですぺら」に行ってひとり祝杯をあげる予定。(といってもむしろこれからが大変なのだけれど……)

新生ですぺらのヴァン・キュイ(ホットワイン)は、酒としては大邪道かもしれないが、おどろくほどうまい。ご存知『虚無への供物』で、氷沼紅司が「ヴァン・キュイでもいかがですか」と言っておきながら、実に小説のおしまいまで一向に出てこないといういわくつきのワインである。「紅司」というくらいだから赤ワインなのかなと漠然と思っていたら、ですぺらで出てきたのは白だった。