うんうん

完訳 ナンセンスの絵本 (岩波文庫)

完訳 ナンセンスの絵本 (岩波文庫)

 
 わけあって今日は一日中押韻でうんうん唸っていた。これほど充実しない土曜日の過ごし方があるだろうか。でもこういうのはプチプチつぶしと同じで、一応のけりがつくまではなかなか中途でやめるのがむずかしい。「俺が一杯、お前が一杯、二日酔いで大失敗」……うーんいまひとつだなー……さるにても『ナンセンスの絵本』の柳瀬尚紀訳は凄い! ただひたすら、その前にひれ伏すのみ。
 
 小野塚力さんからタレコミあり。「今月の石神井書林の目録に矢野目訳のカンディードの原稿が。あと、某マイナス二号のゆりかごが目録に掲載されてます」 ……大事なことなので何度でも言いますが、矢野目源一歌集「揺籃」はまだ在庫があります。これはわがエディション・プヒプヒの全刊行物のなかでもダントツに売れない本で、平井功訳詩集がほとんど瞬殺完売になったのと好対照。詩と歌のあいだにある大いなる深遠をのぞきみる思いです。
ということで、急遽マルドロールさんに追加納入することにしました。近日中に買えるようになると思うので興味ある方はぜひ。玲はる名さんの別冊解説もついています。