明和元年のアナモルフォーズ

きのう触れた「此花」は、元来は浮世絵研究誌なのだが、下で浮世絵以外のこともいろいろ書いてあっておもしろい。それもそのはず、そこには外骨先生の深謀遠慮があるのだ。巻頭例言にいわく、

また浮世絵に関係なき事項を記すこともあり、これ浮世絵の趣味を解し得ざる人にも本誌を読ましめ其の間漸次に牽引して同化せしめんとする一種の手段たり

ということで、こんなアナモルフォーズの浮世絵バージョンも載っている。

これを見たときはたいそう驚いたが、「鞘絵」で検索するとけっこう引っかかる。単にこちらが無知なだけであった。