二人のみーちゃん

 
「みーちゃん」といえば、大学生の娘を持つ、Bk1で書評を書いている、一部で大人気のおじさんをつい連想してしまいますが、これは別のみーちゃんの物語です。
とても別人とは思えないときもしばしばありますが、年齢もぜんぜん違うし、第一こちらはフィクションの人物なので、たぶん別人なのでしょう。別人だと思います。
第一作は設定からして凄いインパクトでしたが、なによりすばらしかったのはその解決部で、ハッピーエンドにもバッドエンドにもならず、本格ミステリのある趣向が、まるで花瓶のように床に叩きつけられる瞬間にわれわれは立ち会うことになるのでした。ミステリを壊すというのなら、せめてこのくらいはやらないと。
この第二作はまだ読みかけですが、ちょっと方向性が違ってきたような気もします。
しかし、イラストが萌えでさえあれば、どんなにアモラルな話を書いてもおーけーだし、ちゃんと商業ベースにも乗るという文化は大切に守っていきたいと思います。この本にしても続編が出たくらいだから、きっと第一作はそれなりの売り上げだったのでしょう。偉いぞ!