蝋人形館にあるのは人形ばかりとは限らない

ドイツ幻想小説傑作集 (白水Uブックス (72))

ドイツ幻想小説傑作集 (白水Uブックス (72))

 
グスタフ・マイリンク「蝋人形館」は、種村季弘が上の本に収録しているが、やがていつの日か出る予定の××先生のアンソロジーにも入るのだそうだ。やはり博物学趣味からのセレクションなのだろうか。それにしても、こんなえぐい話がもてはやされるのは世界広しといえど日本だけではないのか。
いっそのこと、「グスタフ・マイリンク 人体損壊小説傑作撰」みたいな本を作ってみたらどうだろう。かき集めれば単行本一冊分くらいの作品はあると思う。
* 
ところでコミケ受かりました。8月12日(土) 東ぺ58a 「エディション・プヒプヒ」 今回はL氏追悼本の他、平井功のお宝本とかも並べる予定です。乞御来場。

某所を仕切っていると言われる女史の話によると、論創社の例のシリーズで、「ローリング邸の殺人」あたりはもう流通在庫しかないのだそうだ。真偽はいまひとつ定かではないが、興味のある人は今のうちに買っておいたほうがいいのは確かだ。