七竈最終回

やられたっ! これは叙述トリック? いえいえそうではありません。むろん勝手に誤解したこちらが悪いのだが、このエンディングは、個人的には、ちょっと改蔵の最終回を思わせる衝撃だった。
その中でストーリーが発展していくかに見えた北海道の小都会は、実は、鉄道模型の路線のようにとぐろを巻き絡み合う「母の悪い魔法がかけられた」町なのだった。悪い魔法、それは七度竈で燃さないと炭にならぬ七竈の木のように、何度も燃やしてもあきらめきれない妄執。そして主人公が髪を切り雪風そっくりになって町を去る。あ、アンドロギュノステーマ……これは○○○○○の○○○○(字数てきとう)? ヒロインの導き手であるスカウト会社の人も一種アンドロギュノス。むしろデーミアン?