ケルベロス第五の首


今日は第一話だけ読みました。これはドグラ・マグラではないだろうか? 二人の博士に翻弄される少年。博士は少年を一種の実験材料にしているらしい。そして少年は自分が誰だか分かっていない。博士の息子か、それともアボ(先住民)が化けているのか、それとも? 少年の正体については、第一話の終わりにとりあえず回答らしきものが提示されるが、これは贋の解決ではないかと思う(だってあまりに陳腐だから)。
あーそれから「孤島の鬼」風味も途中で加わってきますねえ。このジーン・ウルフという人は相当の日本探偵小説オタクのようです(嘘)。