2008-09-26から1日間の記事一覧

矢野目訳は名訳である

矢野目源一訳『黄金仮面の王』をひさしぶりに読み返す。今回気づいたのは「である」の多用。はなはだしいときにはこんな文章が出てくる。 ……皆上甲板の欄干にもたれてこの新しい陸地を眺めながら、かれらの眼は怪しく震えたのである。 あらゆる国から、あら…